酷暑対策に伴う東京五輪のマラソンと競歩の会場変更問題は1日、国際オリンピック委員会(IOC)が決めた札幌市への移転計画を東京都が費用負担しないことを条件に受け入れる形で決着した。IOCは「アスリートファースト(選手第一)」を理由に押し切ったが、肝心の費用分担の議論は先送りされるなど課題は山積している。酷暑対策は開催都市を苦しませており、小池百合子都知事は真夏開催の見直しを提言した。
関係者が顔を突き合わせ、決着にこぎ着けた3日間の会合終了後、IOCと都の「仲裁役」に回った組織委の…
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