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東京五輪南スーダン選手団が来日 約8カ月間の事前キャンプ 前橋

南スーダン選手団と山本龍前橋市長(右から3番目)=前橋市役所で2019年11月15日午後3時14分、菊池陽南子撮影

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 「とにかく『ありがとう』と市民の皆さんに伝えたい」。2020年東京五輪・パラリンピックに出場する南スーダンの選手団が15日、同国のホストタウンである前橋市の市役所を表敬訪問した。選手村に入るまでの約8カ月間、事前キャンプをする。1955年から断続的に続いた紛争の影響で過酷な練習環境を強いられた選手団の受け入れ先に前橋市が手を挙げた。市は第二次大戦で空襲を受けて復興した経験から「今度は私たちが助ける番です」と支援に回る。

 選手団は14日に来日した。陸上競技の男女3人とパラリンピックの男子1人、コーチの計5人。男子400メートル障害のアクーン・ジョセフ・アクーン・アクーン選手(17)は「日本に着いた時にたくさんの人に迎えられ、母国のように感じた。五輪に向けてベストを尽くしたい」と話した。

 昨年7月に国際協力機構(JICA)から打診を受けた前橋市は、「国際貢献」として今年2月に南スーダンを受け入れるホストタウンに登録。7月には南スーダン五輪委が市役所を訪れ、事前キャンプの協定を交わした。

 選手は18日から市内運動場でトレーニングを始める。市内の日本語学校で週4日約2時間、日本語や選手から要望のあったパソコン操作の習得にも励む。前橋市は受け入れに必要な資金2000万円のうち選手団の滞在費1750万円を「クラウドファンディング型ふるさと納税」で賄う考えで、14日時点で計272万3000円が集まった。企業からの協賛金や市民有志が作製・販売する「南スーダン応援Tシャツ」の収益も充てる。

 山本龍市長は「75年前に私たちの町は空襲でなくなった。その時、たくさんの国が復興を助けてくれた。今度は私たちが助ける番です」と話した。【菊池陽南子】

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