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東京パラリンピック

北陸からの挑戦 あの日があるから(その1)

 今年の夏、世界最大の障害者スポーツの祭典が日本にやってくる。60年の歴史を持つパラリンピックが東京で8月25日に開幕する。人一倍の練習を結実させ、夢舞台に挑むアスリートたちは北陸にもいる。その思いや素顔を紹介し、地元から大きな応援を送りたい。

リオの涙こそ強さの母 福井・マラソン 西島美保子選手(64)

 女子ブラインドマラソン界の先駆者、西島美保子選手(64)=福井県南越前町出身=は生まれつき網膜の疾患である黄斑変性症のため両目ともに弱視。走り始めたのは子育ても落ち着いた40代半ばで、同じ視覚障害者の夫徹さんの勧めからだった。初めて走ったフルマラソンは46歳で出場した2001年の福知山マラソン。3時間26分の好記録を出した。「自分にこんな才能があったのか」と驚いた。

 視力は目の前に立つ人物の輪郭がぼんやりと分かる程度。慣れ親しんだコース以外は一人で走れない。それでも段差や通行人に注意を払いながら九頭竜川の河川敷などを黙々と走り込み、13年に日本ブラインドマラソン協会の強化選手に最年長で指定された。

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