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対立軸の昭和史

「陸軍と海軍」編/2 兵士たちの証言 世界再分割、太平洋の覇権――激突する二つの戦略=保阪正康

保阪正康さん

新・国民の現代史

 歴史の中には対立があり、また対立が次の歴史を生んでいく。現代史研究の第一人者が昭和史のさまざまな「対立軸」を取り上げ、過去を新しく見直す好評連載。昭和史の悲劇の一端をなす「陸軍と海軍の対立」、今回は両者の戦略と哲学の違いに迫る。

 陸海軍の対立には主に五つの局面での考え方の違い、ないしはその戦争観の相違があった。その軍事上の対立は、陸軍が歩兵を中心に一歩一歩、制圧・占領地域を拡大していくのに対して、海軍は航空機と艦船で雌雄を決するという戦争形態の違いが、組織上の考え方の相違につながった。前回指摘したその違いの5項目の中で、(1)と(3)に通じる作戦面での戦争観の違い、戦争遂行にあたっての歴史観や哲学の相違などを具体的に見ていく必要がある。

 太平洋戦争が終わって5年の昭和25(1950)年に東大協同組合出版部から、飯塚浩二著の『日本の軍隊…

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