メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

対立軸の昭和史

「陸軍と海軍」編/3 兵士たちの証言 ガダルカナルの死闘=保阪正康

保阪正康さん

新・国民の現代史

食料、補給…相互不信の中で自滅した日本軍

 歴史の中には対立があり、また対立が次の歴史を生んでいく。現代史研究の第一人者が昭和史のさまざまな「対立軸」を取り上げ、過去を新しく見直す好評連載。昭和史の悲劇の一端をなす「陸軍と海軍の対立」を、今回はガダルカナル戦の惨状のなかで検証する。

 太平洋戦争下で、陸海軍の見解が異なり、それ故に損害が拡大したというケースは決して少なくなかった。いくつかのケースのうち、代表的なものを取り上げることにするが、はじめに旭川の第26連隊の兵士の証言である。私はかつてこの26連隊の実相を詳しく取材し、兵士たちの戦時体験を聞き取ったことがあった。平成に入って間もなくのことである。その折に聞いた証言である。

「北海道の私たちの部隊がマラリアの薬を貰(もら)って、連隊の兵士たち約2000人が行く先も教えられず…

この記事は有料記事です。

残り4615文字(全文4989文字)

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

サンデー毎日

サンデー毎日は毎日新聞出版から毎週火曜日に発行されている週刊誌。1922年に日本で初めての総合週刊誌として創刊されました。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋の女性遺体 殺人容疑で大学生逮捕 「手で首を絞めた」 

  2. 北九州市最大のソープランド摘発 経営者ら売春防止法違反容疑で逮捕

  3. 男子高校生を買春容疑、小学校長ら逮捕「欲望を抑えられなかった」

  4. 女性遺体、窒息死か 殺人容疑で捜査 ホテルの部屋、男が出入り 東京・池袋

  5. 池袋のホテルで女性?の変死体 遺棄事件で捜査

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです