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対立軸の昭和史

「陸軍と海軍」編/4 兵士たちの証言 虚偽に詐術 大本営発表の大罪=保阪正康

保阪正康さん

新・国民の現代史

いまにつながる政府の隠蔽体質

 歴史の中には対立があり、また対立が次の歴史を生んでいく。現代史研究の第一人者が昭和史のさまざまな「対立軸」を取り上げ、過去を新しく見直す好評連載。昭和史の悲劇を生んだ「陸軍と海軍の対立」、今回は両者の虚報合戦が「大本営発表の嘘」に至る過程を徹底分析する。

 太平洋戦争は3年8カ月続いたが、その中で大本営発表はまさに嘘(うそ)の塊として、歴史に名をとどめている。そしてこの責任が一切問われていないという不思議さである。嘘も公式の場で平気なそぶりで話されると、事実のほうが恥ずかしくて身を縮めているという有り様である。正直者が笑い者になる世は明らかにおかしい。

 大本営発表がいかにおかしかったかは、その概観を記述しただけでわかる。

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