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人間ドキュメント・季節の人たち

/29 「聖将」の息子――八月の涙=森健

森健さん

 八月が近づくと、戦争体験の話を聞くようになる。

 二〇一五年と二〇一七年の二度にわたって話を聞かせてもらったのが元陸軍技術士官だった今村和男さんだ。二年前の時点で九十九歳。都内の蒼然(そうぜん)とした木造家屋の居宅に今村さんを訪ねた。

「父ではなく、私の話なんですね」

 照れてそう聞いたのは理由がある。今村さんの父は、戦時中ラバウル(パプアニューギニア)で農業を奨励し、兵士十万人の命を守った陸軍大将・今村均(ひとし)。戦犯となると、巣鴨ではなくニューギニアの刑務所の入所を自ら希望。「聖将」と知られた人物だった。

 今村和男さん自身の人生も戦争と平和の間に存在してきた。

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