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神田伯山:神田松之丞改め伯山の「世界」 “絶滅危惧種”から希代の人気講談師へ

講談師の神田松之丞さん=宮間俊樹撮影

 演じ手が減った戦後には、〝絶滅危惧種〟と自虐ギャグを飛ばすこともあった。そんな講談界に現れた希代の人気者、神田松之丞さん(36)。真打ちに昇進し、「六代目神田伯山」襲名披露興行が11日から始まる。その魅力とは――。

「講談は江戸時代に芸として確立し、幕末から明治にかけて大人気となるが、大正には勢いがなくなり、昭和になると落語や浪曲に抜かれ、戦後も東西で講談師は20人余りまで減少し……」。講談の説明には、だいたいこう書かれている。絶滅危惧種のゆえんである。

 娯楽が少ない江戸時代、講釈師(講談師)は身ぶり手ぶりを加えて、軍記物や政談を読み聞かせた。字を読むことができない人もいた頃のこと、講釈は当時の庶民の情報源であり娯楽の王様だった。オーバーに言えば、現代のスマホみたいなもの。明治の末期にはその内容が本や新聞、雑誌に載るようになり、おなじみの講談社も、講談本を出したことから名が付いたほど、講談は人気だった。

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