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2050年のメディア

文藝春秋で長くノンフィクションの編集者を務めた下山進氏が「2050年のメディア」を展望します。

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第25回 沢木耕太郎と中島敦 天才たちのセッションは問いかける=下山進

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沢木耕太郎 1947年生まれ。23歳の時「防人のブルース」(1970年)でデビュー。『テロルの決算』(1978年)で大宅壮一ノンフィクション賞。『セッションズ』全4巻は岩波書店から刊行。
沢木耕太郎 1947年生まれ。23歳の時「防人のブルース」(1970年)でデビュー。『テロルの決算』(1978年)で大宅壮一ノンフィクション賞。『セッションズ』全4巻は岩波書店から刊行。

 <Susumu Shimoyama “MEDIA IN 2050”>

 沢木耕太郎さんの「セッションズ」が完結した。沢木さんのこれまでの「対談」を沢木さんが選んでまとめたもの。全四巻。「対談集」とはせず、「セッションズ」としたのは、ジャズの「セッション」のように、臨機応変に聴き手にもなり、話し手にもなっている、インタビューでもない、そんな感じを出したかったのだという。

 第一巻の『達人、かく語りき』から楽しく読んだが、なんと言っても温かな気持ちになったのが、同業の書き手との「セッション」をまとめた最終巻の『星をつなぐために』だ。

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