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2050年のメディア

文藝春秋で長くノンフィクションの編集者を務めた下山進氏が「2050年のメディア」を展望します。

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第26回 NYTと静岡新聞 イノベーションリポート 何が違うのか=下山進

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大石剛。執務の服装もシリコンバレー風。スーツではない。イノベーションレポートには大石の一文が巻末に寄せられ、そこでは、「役職定年とそれに伴う給与の引き下げ」も改革の一環として実行すると書かれている。
大石剛。執務の服装もシリコンバレー風。スーツではない。イノベーションレポートには大石の一文が巻末に寄せられ、そこでは、「役職定年とそれに伴う給与の引き下げ」も改革の一環として実行すると書かれている。

 <Susumu Shimoyama “MEDIA IN 2050”>

 静岡新聞社が今、日本全国の地元紙から注目をあびている。

 同社が8月13日に発表した「イノベーションリポート」のためだ。

「イノベーションリポート」という言葉でピンとくる人は、相当のメディア業界通。ニューヨーク・タイムズの社員有志10名が2014年に社内向けに出した調査リポートのこと。

「タイムズがなぜうまくいっていないのか」ということについて、社内外500名余を徹底取材したうえで、その原因を、タイムズがいまだに紙の新聞を発行することを前提とした組織形態になっていることに求めた。

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