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倉重篤郎のニュース最前線

元毎日新聞政治部長のベテラン記者が、各界の論客らと共に、政局や政策などの最前線を徹底分析します。

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倉重篤郎のニュース最前線

鳩山由紀夫、柳澤協二、猿田佐世らが緊急提言 消された最大争点 戦争を防ぐために何をすべきか

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<2021年政治決戦 シリーズ安倍・菅政治を超えて>

 新政権からも野党からも消された重大論点、それが外交・安保論だと「ニュース最前線」倉重篤郎は憂慮する。迫りくる米中戦争の危機が日本を直撃しうる情勢下、アジア平和外交を真摯に模索する論客たちとともに、戦争を避けるという政治の根本命題に向き合う――。

米中対立に物申せ/台湾有事には事前協議を要求せよ/日本はTPP中台同時加盟を演出せよ

 木を見て森を見ず。衆院選論戦を見ていて、そんな印象を持たざるを得ない。

 バラマキ競争や分配論を否定するわけではない。コロナで疲弊した経済には、一定の政治的インセンティブが必要である。ただ、政治の肝である外交・安保論戦の低調さが気になる。「日米基軸」とさえ言っていれば与野党共に事足りる、という安直さと、日米安保体制の中にはまり込み、忠良なる保護国としてしか発想が展開できない政治的知力、想像力の退行が目に余る。

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