小田急こども運賃50円の深謀 減収より「子育てしやすい沿線」が生む利点 始まった鉄道各社間の「地域間サバイバル」

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小田急線=東京都新宿区で2019年5月8日、曽根田和久撮影
小田急線=東京都新宿区で2019年5月8日、曽根田和久撮影

 こども運賃1回50円――。キャンペーンではなく、ずっと50円にすると、小田急電鉄(本社・東京)が11月に発表したのだ。イメージアップになるとはいえ、値下げだけでは減収だ。どこで取り返すのか。探ると、鉄道が迎える〝新局面〟と〝深謀〟が見えてくる。

「こども50円が話題になりましたが、単なる値下げサービスではありません」

 小田急電鉄の担当者はやや困惑気味だ。こども運賃50円は、自社の「子育て応援ポリシー」という大きな施策の一部にすぎないというのだ。「こどもの笑顔は未来を変える。Odakyuパートナー宣言」の周知が本意だったという。

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