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サンデー毎日ビューアー
5月2日号
4/20 05:01 137文字<ビューアーはこちら>
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元村有希子の科学のトリセツ
/151 福島原発の処理水放出 海に生きる漁師の言葉
4/20 05:00 857文字浜に明日なし。親の仇(かたき)と魚は、いる時にとれ。 福島のいわき地方に伝わる、漁師たちの格言だ。海を舞台に、その日その日を生きる気迫が伝わる。 東京電力福島第1原発にたまり続ける「処理水」を、その海に流すと政府が決めた。 福島原発では、地下水が燃料デブリ(溶け落ちた核燃料)に触れて日々、汚染され
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牧太郎の青い空白い雲
/813 コロナの陰に「国境炭素税」など〝天下の一大事〟が存在する!
4/20 05:00 1112文字もうじきGW!というのに、朝起きれば「昨日の新規感染者○○○人」。昼の情報番組では大臣様が「不要不急の外出はやめましょう」、夜のニュースは「心配なワクチン遅れ」……寝ても覚めてもコロナ、コロナ、コロナ……他にニュースはないのか? くさくさする。 しかも、である。菅内閣は「コロナ騒ぎ」を巧みに利用し
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2050年のメディア
第57回 違う分野をつなげる。ある物理学者、「ユーレカ!」の瞬間=下山進
4/20 05:00 2265文字<Susumu Shimoyama “MEDIA IN 2050”> 物理学者の大栗博司さんと、2016年の七夕の夜に夕食をご一緒した時のことである。 不思議な話を聞いた。 大栗さんは、幾何学的にものごとを理解するのだという。あることを集中して考えて考えて、ある瞬間に理解が訪れる。それは図形的な理
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人間ドキュメント・季節の人たち
/112 長野県「奇跡の村」が人口減少に転じたワケ=森健
4/18 05:00 1333文字少子化と人口減少は全国共通の悩みの種だが、人口が増えている自治体もわずかながらある。 二〇一七年四月、そんな自治体の取材に回ることになった。新聞や雑誌などを読み込むうち「奇跡の村」と賞賛されている村を見つけた。長野県下條村だ。〈「子供を産める村」の奇跡〉 そんな特集記事を女性週刊誌が七ページも組ん
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新・炉辺の風おと
/3 鉄人の日々/3=梨木香歩
4/18 05:00 1408文字春の陽射しが、うららかという言葉通りに降り注いだある日、久しぶりに玄関先の露地を眺めた。人目には雑草だらけで手入れの行き届かない庭に見えているだろうけれど、住人(私)にはホトケノザやムラサキケマンなどが春の訪れを告げてくれる、貴重な定点観察の場なのだ。たくましいノゲシはすでに花をつけている。ハコベ
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藤沢周
悪政が言葉を破壊し、人間を蹂躙する
4/18 05:00 4642文字<芥川賞作家が「国民を守らない政治」に対し怒りの特別寄稿> 専制の時代を憂う芥川賞作家が、渾身の一文をもって怒りを表明する大反響シリーズ。弱者の痛みへの想像力を欠いてなされる失言、虚言、暴言の数々に、国民の暮らしへの侮蔑を見て取る作家。コロナ、五輪、原発、汚職……に揺れる日本政治を、人道の根本から
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読んでトクする社会保障
社会保障フォーラム/124 あなたのクスリは大丈夫? 薬価制度にも原因あり?
4/17 05:00 1245文字最近、医薬品の信頼を根底から揺るがす問題が立て続けに起こっています。水虫の治療薬に睡眠導入剤が誤って混入され、死亡例を含む健康被害が起きたことは皆さんの記憶に新しいところではないでしょうか。 医薬品の製造は法律や「医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理に関する基準(GMP=)」に基づき、そ
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これは、アレだな
/31 超高齢化社会の到来と高齢バー=高橋源一郎
4/17 05:00 2841文字ずいぶん以前のことになる。「戦後最大の詩人」といわれた田村隆一さんが、まだご存命の頃だった。田村さんは、酒と女(これは端的にいって「セックス」のこと)が大好きな方として有名であった。その晩年においても、である。 そんな田村さんが、あるとき、怪しげなバーというかクラブに入った。そこは、酒も飲ませるが
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加藤登紀子
「知床旅情から半世紀」 加藤登紀子ひとり語り
4/17 05:00 4465文字拘置中の夫に捧げた「子守唄」/抱きしめてくれた森繁久彌 邂逅する人物によって人生の行路が変わってしまうのだとすると、加藤登紀子さん(77)は出会いの達人であろう。歌手生活は半世紀を超え、代表曲「知床旅情」の大ヒットから今年でちょうど50年。多くの人と袖振り合った半生を加藤さん自らが振り返る―。 意外
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