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津軽双花

  • /102=葉室麟 中川学・画

     ◇七(16) 直秀は語り続けた。「母上と大舘御前様の生き方はまことに見事でございました。わたしも母上の子であるからには、かくあらねばならぬと思ったのです。福島…

  • /101=葉室麟 中川学・画

     ◇七(15) 大道寺家はもともと小田原北条氏に仕えた重臣の家柄だった。豊臣秀吉の小田原攻めで北条氏は亡び、直英の養父政繁(まさしげ)も自害して果てた。この際、…

  • /100=葉室麟 中川学・画

     ◇七(14) 満天姫は眉をひそめた。「何事があったのでしょうか」 直秀は訥々(とつとつ)と語り始めた。「家中に石田三成様の血を引く信義様が家督を継ぐことは幕府…

  • /99=葉室麟 中川学・画

     ◇七(13) 寛永八年(一六三一)春、津軽信枚の嫡男信義(平蔵)が異母弟の信英(のぶふさ)(万吉)とともに江戸城で将軍徳川家光に拝謁した。 この年、一月、信枚…

  • /98=葉室麟 中川学・画

     ◇七(12) 信枚は微笑した。「ほう、御方は寂しいのか」「はい、ひととの出会いは心楽しく満ち足りた思いが、いたしますが、やがては別れねばなりません。ひとは別れ…

  • /97=葉室麟 中川学・画

     ◇七(11) 辰姫の没後、満天姫は平蔵を江戸藩邸に引き取り、名を信義と改めさせ、津軽家嫡男として育てた。 このことは周囲を驚かせた。 満天姫は側室の子とはいえ…

  • /96=葉室麟 中川学・画

     ◇七(10)「満天姫様にお願いいたします。殿をなにとぞよろしく、すぐれたご気性だけにおやさしい殿には満天姫様の助けが何よりも大切だと存じます」 満天姫は辰姫を…

  • /95=葉室麟 中川学・画

     ◇七(9)「寝ておりましても桜の美しさはわかるようでございます」 辰姫は舞い込んできた花びらを手のひらに載せて満天姫に見せた。「おお、なるほどのう。さてさてふ…

  • /94=葉室麟 中川学・画

     ◇七(8)「母は殿に生涯、ただひとつの嘘(うそ)をついてしまいました。もはや戻られた殿をお迎えすることはかないますまい」 平蔵はきっとなって辰姫を見上げた。「…

  • /93=葉室麟 中川学・画

     ◇七(7) 信枚が、大舘陣屋に留(とど)まって十日が過ぎた。「もはや、明日にでもご出立くださいませ。家臣をこれ以上、大舘に留めることはできますまい」 十日目の…

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