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大学倶楽部・立命館大

公式HP:http://www.ritsumei.jp/ 所在地:〒604-8520 京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1 電話:075-813-8300

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戦争と日本の70年 国際平和ミュージアムで展示

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安保法反対を訴えるシールズのパンフレットなども展示されている
安保法反対を訴えるシールズのパンフレットなども展示されている

 立命館大国際平和ミュージアム(京都市北区)で特別展示「戦後を語る70のカタチ」が開かれている。戦後70年を記念し日本が70年間、戦争とどのように向き合って歩んできたかを考える狙い。終戦直後から、最近では安全保障関連法の反対運動を展開する学生団体「シールズ」も取り上げている。シールズのチラシやパンフレットも展示し「福島第1原発事故以降、若い世代も新しいメディアを通じて積極的に声を上げ、その活動は活性化している」と解説している。

 大衆的記憶▽植民地・占領地支配と戦後日本▽戦後日本と核と原子力▽戦後世界の暴力と平和−の四つがテーマ。約170点の資料でたどっている。

 植民地・占領地支配と戦後日本のコーナーでは、中国残留日本人や在日コリアンに関する資料のほか、京都市北区の原谷地域を旧満州(現中国東北部)からの引き揚げ者が開拓した様子を紹介。1948年に引き揚げ者19戸が入植し、現在では約1700戸が暮らす住宅地になっているという。開墾で使用したくわも並べている。

 戦後世界の暴力と平和のコーナーでは、60年安保や「ベトナムに平和を!市民連合」の運動の様子が分かる。現在の安保法を巡っては、今年9月15日の国会前デモのパネルがある。

 大衆的記憶のコーナーでは、三種の神器の白黒テレビや64年の東京五輪のポスターなども展示している。

 展示を担当した学芸員の篠田裕介さんは「過去、日本がどのような歴史を歩んできたのかを知ることで、安保法などの何が問題なのかを考えてほしい」と話した。展示を見た立命館大国際関係学部4年の宮岸頌子さん(22)は「戦後日本は高度成長期など栄光のイメージが強かったが、在日コリアンの問題など負の部分もあると知りました」と語った。

 12月13日まで。問い合わせは立命館大国際平和ミュージアム(075・465・8151)。【川瀬慎一朗】

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