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ジュニアレスラーが競技と学業のバランス学ぶ 初のワークショップ

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試合の映像を見ながら意見を交わす参加者ら 拡大
試合の映像を見ながら意見を交わす参加者ら

 専修大学スポーツ研究所(川崎市多摩区)が主催する「少年少女レスリング教室」の参加者を対象に、スポーツと勉強の両立や将来のキャリアプランなどを考える初のワークショップが、同大生田キャンパス(同区)で開かれた。幼児から中学生までのジュニアレスラーと保護者ら49人が参加し、発見学習力や課題解決能力を磨いた。

 「TEAM BISON'S」と名付けられたこの教室は、次世代のレスリングチャンピオンを輩出することを目的に2009年に発足。現在、5歳から高校生まで70人が、同大レスリング部OB有志の指導を受けている。神奈川県外の参加者もいる人気講座だ。今回のセミナーは、練習以外にもレベルアップを図る方法があることを教えたり、競技生活を終えてからの生き方を視野に入れることの大切さに気づかせたりすることを目的に企画された。

 講師を務めた木村元彦ヘッドコーチ(同大教務課職員)はまず、3試合分の映像を参加者に見せ、自分だったらどのように戦うかを考えさせた。参加者はグループに分かれて意見を出し合い、代表者がそれぞれの案を発表した。

 続いて木村ヘッドコーチは、アスリートとしての自分と、児童や生徒としての自分を理解し行動する「デュアルキャリア」という考え方を参加者に紹介した。「一生懸命にスポーツに取り組むことも、真剣に勉強することも大事だ」という木村ヘッドコーチの話に、参加者らは「デュアルキャリアという言葉を初めて知って勉強になりました」「競技を何歳まで続けるかを意識することが大切だと感じた」と感想を述べていた。

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