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大学倶楽部・東京都市大

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東急不動産の開発プロジェクトに学生が参加 多世代交流拠点のアイデアをプレゼン

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画像を示しながら、プランをプレゼンする学生 拡大
画像を示しながら、プランをプレゼンする学生
プロジェクト関係者(左)の質問に、真剣に耳を傾ける学生たち 拡大
プロジェクト関係者(左)の質問に、真剣に耳を傾ける学生たち
プロジェクトの完成イメージ図 拡大
プロジェクトの完成イメージ図

 子供から高齢者まで、地域住民が集う拠点作りに、東京都市大学の学生が挑んでいる。東急不動産を核としたグループとの産学連携プロジェクトで、東京都世田谷区中町で進めている複合開発への採用を目指している。

 この施設は、約3万3000平方メートルの広大な敷地に分譲マンション(252戸)とシニア住宅(251戸)を併設する大型再開発プロジェクト。サービス付き高齢者向け住宅供給を促進する東京都の補助事業第1号に選定され、来年7月の開業を予定している。

 共用スペースの一つ「コミュニティサロン」は地域住民にも開放し、多世代交流の拠点としての活用が計画されている。近隣にキャンパスがある同大の学生がサロンの空間設計と展開プログラム立案、開設後の運営に参加することになり、都市生活学部都市生活学科と人間科学部児童学科の3、4年生計32人が4月からアイデアを練ってきた。

 学生たちは3チームに分かれ、建設地周辺の環境を取材。「引っ越してきた人たちと交流する機会が少ない」「近隣の子供に気軽に話しかけられない」といった地域住民の声も聞き取り、プランを作成した。

 3チームは8月8日、同大等々力キャンパス(同区)で、その成果を発表した。「入居者と地域住民をつなぎ、施設の内と外の接点となる土間のような空間を設置し、子供からシニアまでが交流する場とする」「ものづくりを介した多世代のつながりを形成する」「まず学生が入居者や地域との交流を深め、ともに学び合える場を作る」といったそれぞれの案を代表者が説明した。

 同席した約30人のプロジェクト関係者からは「高齢者や子供が利用するのに、段差がある設計を採用したのはなぜか」「工具を使う子供の安全をどう確保するのか」といった厳しい質問も。一方で「災害時を想定した避難所体験は、ぜひ実現させたい」とプロをうならせる場面もあり、活発な議論が展開された。

 都市生活学部都市生活学科3年の川崎友美さんは「2学科3研究室の学生の混合チームなので、意見をまとめるのが大変でした。スロープをつける案を検討しながら採用を見送ったら案の定、バリアフリーの弱点を指摘されました。勉強になりました」と真剣な表情で感想を述べた。

 同大とプロジェクト関係者は今回の提案をふまえ、空間設計とプログラムを具体化していく。【上杉恵子】

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