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地震時の避難所を安全に 立道教授が窓枠落下防止装置を共同開発

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窓枠落下防止装置の構造 拡大
窓枠落下防止装置の構造
実物大の装置を使った実験。窓枠が外れてもワイヤーで落下を防いでいる 拡大
実物大の装置を使った実験。窓枠が外れてもワイヤーで落下を防いでいる

 9月1日は防災の日。東日本大震災や熊本地震では、学校の体育館の窓枠が地震で損傷したり落下したりし、避難所として利用できなかった事例が多く報告されている。こうした状況を受け、明星大学理工学部の立道郁生教授は、窓枠落下防止装置の開発に取り組んでいる。

 立道教授は学校施設の改修、設計施工を手がける小林アルミ工業(東京都府中市)と共同で、昨年度から研究を進めてきた。窓枠上部にワイヤーケーブルを水平に取り付け、ワイヤーの両端を建物本体に固定する装置を考案。振動で窓枠がレールから外れても、床や地面まで落ちずにつり下がるよう、試行錯誤を重ねた。8月からはゼミの学生とともに実物大の装置で地震時の実証実験を行い、精度を高めている。

 高い場所に設置された窓枠を対象としているため、校舎だけでなく工場、美術館などでの活用も期待される。立道教授は「災害時の避難所確保だけでなく、ガラス破損によるけがの防止にもつながるので、一日も早く製品化にこぎつけたい」と話している。

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