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大学倶楽部・産業能率大

東レの人工皮革素材に新たな用途を提案 経営学部の1年生402人が挑戦

自作サンプルを手に、プレゼンテーションを行う学生

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プレゼンで、ユーザーテストの結果について解説する学生
学生の企画提案を審査する塚本氏(左)

 産業能率大学経営学部現代ビジネス学科の1年生が、東レが開発した素材の新たな用途を提案するプロジェクトに挑戦した。同社は今後、学生が提案した39のアイデアをビジネスに反映させる可能性を探る。

 同学部の初年次ゼミでは、企業から与えられた課題を解決するPBL(課題解決型授業)に取り組んでいる。今年度は、東レが同学科の協賛企業となり、同社のスエード調人工皮革「ウルトラスエード」の新しい用途を考える課題が提示された。

 402人の学生は39チームに分かれ、この素材でどんな製品を作るかを話し合った。販路、価格、宣伝方法なども、学んだばかりの経営学の分析方法を活用して検討した。

 「ウルトラスエード」は手触りが良く通気性や耐久性に優れ、水洗いも可能だ。その特徴を生かそうと、学生たちは試行錯誤を重ね、インソール(靴の中敷き)やアイマスク、窓の結露を取り除くシートなどのアイデアを出した。自分たちで製品サンプルを作り、ユーザーテストも実施。製品の効果測定や問題点の検証・改善に取り組んだ。

 11月12日にはゼミ対抗プレゼンテーションコンテストが開催され、各ゼミから選出された13チームが同社マイクロファイバー事業部門エクセーヌ事業部の塚本陽人氏を前に提案を行った。学生たちはサンプルを手に「既存品と比べて通気性が格段に良い」「汚れても水洗いすれば何度でも使える」などと、自分たちの企画を懸命にアピールした。

 企画内容、市場分析、販路の選定、グローバルな視点などのポイントから塚本氏が審査し、4チームに賞が贈られた。最優秀賞に選ばれたチームは、美容に関心のある女性をターゲットにした入浴用ボディーウオッシュタオルを製作した。的確なマーケット分析による市場・販路の選定や、モニターテストによる素材適合性の検証などを行った点が、高く評価された。塚本氏は「どの企画も説得力があり、実際のビジネスにつながる可能性を感じました」と感想を述べた。

 同学科主任の倉田洋教授は「1年生がものづくりに取り組み、経営の本質を学べたことによる教育効果は大変大きい」と語った。

産業能率大

公式HP:http://www.sanno.ac.jp/
所在地:〒158-8630 東京都世田谷区等々力6-39-15
電 話:03-3704-9040

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