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大学倶楽部・東京農業大

シルク美容液作りを学生らが実践 11日、京都・与謝野のブランド戦略シンポで

東京農大が研究しているシルク入りの化粧品

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 京都府与謝野町は丹後ちりめんの里。40年ほど前は町中に機音が響いた。養蚕も盛んだったが、いまや繭から着物ができるのを知らない子どもが多い。農家も高齢化する一方だ。町を支える産業を次の世代につなごうと、町が2月11日に野田川わーくぱるで「与謝野ブランド戦略シンポジウム」を開き、東京農業大の学生も参加する。繭から糸を取り出す体験などを催し、改めて産業の原点に触れる企画を準備している。

     1月30日、同町四辻のシルク研究室。三河内小の3年生14人がふるさと学習に訪れた。丹後ちりめんが繭から生まれることを知っていた子は、わずか3人。加藤縁君(9)は「家の近くでガチャガチャ音がするけど、蚕の糸がシルクになるとは知らなかった」と話した。塩見心春さん(8)は七五三の着物を思い出し、「私は虫の糸を着ていたの?」と目を丸くした。

     三河内小の近くには織物の神をまつる倭文(しどり)神社がある。織物が身近な地域でも分業化は進み、蚕を育てて糸を紡ぐ伝統産業の根幹は暮らしの中から消えている。その現実を受け止めることから始めようと、町は11日午前10時からのシンポで、繭から糸を巻き取る「座繰り」やミニ機織りでコースターを手作りする体験コーナーを設けた。東京農大の学生らが「シルク美容液」作りを実践し、隣の町商工会館に設置するフードコーナーではシルク入りの豆腐やチョコレートも販売する。地産地消な昼食も楽しめる。

     会場でシールを三つ集めると、町特産の有機質肥料「京の豆っこ肥料」とヒマワリの栽培キットがもらえる。先着30人。無料。町は魚のあらとおからで作る豆っこ肥料を増産し、遠方にも売り込む準備を進めている。町農林課は「地元の親子にも元気な土が育つ手応えを感じてもらいたい」としている。

     ブランド戦略に関する講演は午後1時半から。山添藤真町長は「蚕の糸の美しさや何かを作る面白さを体感してほしい」と話す。【安部拓輝】

    東京農業大

    公式HP:http://www.nodai.ac.jp
    所在地:〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
    電 話:03-5477-2226

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