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江戸時代に大山(神奈川県伊勢原市)を目指した参詣者が通った「大山街道」の歴史的、文化的価値を次世代に伝える「おおやまみち まちづくりサミットin伊勢原」が2月11日、産業能率大湘南キャンパス(同市上粕屋)であり、約700人が参加した。
昨年4月に「大山詣(まい)り」が日本遺産に認定されて初のサミット。地元の郷土芸能保存会による舞踊「大山詣り」も披露された。基調講演では、東京都大田区下丸子睦講の世話人、山口謙治さんが「大山講・大山詣りの魅力を語る」と題し、下丸子睦講の活動などを紹介した。
街道が通る鎌倉、藤沢、秦野、厚木の市長らが集まった「おおやまみちの歴史を共に後世へ」と題したシンポジウムでは、鎌倉市の松尾崇市長が「高校時代は山岳部で毎週大山などを登山していた」とエピソードを紹介。「いまも3歳の娘などと大山を訪れるが、関東平野を一望できる眺望は太刀打ちできないものがある」と魅力を述べた。【長真一】