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大学倶楽部・茨城大

「千葉時代」命名なるか 77万~12万年前の地質年代、研究チームが6月申請

茨城県自然博物館で公開された実物大のマンモスの復元模型
国際年代層序表
77万年前の地層の場所

 地球46億年の歴史に「千葉時代」が刻まれるかも--。茨城大学などの研究チームは6月7日、千葉県市原市田淵にある地層を77万年前~12万6000年前の地質時代を代表する地層と認定するよう国際地質科学連合に申請する。認められれば国内の地層では初めてで、この時代は「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)と命名される予定。ただ、対抗馬のイタリアも有力で、勝負の行方は来年初めには決着する見通しだ。

     46億年前に誕生した地球の歴史は、氷期や間氷期といった気候変動や生態系の変化などをもとに115の地質学上の時代に区分されている。同連合が各時代を代表する地層を世界で1カ所選び、その地名にちなんで命名する。まだ半分程度しか決まっておらず、日本には一カ所もない。

     77万年前は氷期と間氷期が入れ替わる周期に変化が見られた時期で、同じころ地球の磁場(地磁気)が逆転している。12万6000年前は最後の間氷期が始まったころで、地質学上、77万年前~12万6000年前の間を一つの時代と定めている。この時代は、ネアンデルタール人や大型哺乳類ですでに絶滅したマンモスやサーベルタイガーなどが生息していた時期で、「千葉セクション」と呼ばれる市原市の養老川沿いにある地層には、地磁気の反転を示す証拠が明瞭に残る。

     この時代を巡っては、ギリシャとイタリア半島南部に挟まれたイオニア海にちなんだ「イオニアン」の命名を目指すイタリアの2カ所も候補に名乗りを上げている。千葉が優勢と目されていたが、イタリアの1カ所が昨年、地磁気逆転を推定できる新データを発表。気候変動の指標になる微生物の化石などは千葉より豊富にあるという。欧州は地質学の中心地で、これまで多くが選ばれている。茨城大の岡田誠教授(古地磁気学)は「(命名の)状況は五分五分。千葉の優位性を訴えたい」と意気込む。市原市で旅館業を営む市観光協会長の松崎浩一さん(64)は「世界各国から人が来る。飲食や宿泊業にとってプラス」と期待を寄せる。【酒造唯】

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