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茨城大学は5月31日、水戸キャンパスで学生たちが学外での活動を発表する手作りイベント「はばたく!茨大生」を開催し、新しい活動を始めたいと考えている1年生をはじめ約100人の学生らが交流を深めた。
イベントは、地域や海外での活動を発信し、相互交流することが目的。2016年12月に初めて開催され、今回が2回目となる。学生生活や教育の支援・統括をする同大内の全学教育機構が主催した。
はじめに、木村競機構長が「今の1年生が3年生になる時には、必修の授業が開講されない学期が設けられることになっていて、多くのみなさんが学外学修に挑戦することになると思う。ここで先輩たちのいろんな活動に出合ってほしい」とあいさつした。その後、前半は8団体・個人が登場。思想家・岡倉天心ゆかりの北茨城市五浦地域のプロモーション活動を企画している人文学部2年の長永勇太さんらは「天心についてみんなで学びながら、地域の魅力につながるアイデアを形にしている。ぜひ参加してほしい」と呼びかけた。また、外務省のプロジェクトで昨年米・コロラド州の研修に参加したチームは、帰国後にキャンパス内で難民理解のためのワークショップなどを開いたことを紹介。大洗町の「こどもの城」における造形ワークショップを続ける大学院教育学研究科2年の山田秀平さんは「学部時代から継続することで、『もっとやってほしい』と言われるようになり、手ごたえを感じている」と成果を披露した。
後半は会場を移し、在日外国人向けの学習支援活動や耕作放棄地を活用した食農教育プロジェクトなど20のプロジェクトのメンバーが、ポスターを使ってアピールした。会場には企業や自治体の関係者も訪れ、学生のプレゼンテーションに聴き入ったり、名刺を交換したりする姿も見られた。
西川陽子副機構長は「学生たちのパワーのすごさを感じられた」と語った。