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陸上・男子100に新星 多田修平選手が追い風9秒94 「東京五輪で決勝へ」 

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日本学生個人選手権で、追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマークした多田修平選手=写真は4月29日の織田幹雄記念国際陸上・男子100メートル決勝 拡大
日本学生個人選手権で、追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマークした多田修平選手=写真は4月29日の織田幹雄記念国際陸上・男子100メートル決勝

 2020年東京五輪に向けて陸上男子100メートルに新星が現れた--。6月10日の日本学生個人選手権で、関西学院大学3年の多田修平選手(20)が追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマーク。日本勢初の公認記録(追い風2・0メートル以内)での9秒台を視界にとらえた。

 大阪府東大阪市出身。子供の頃から走るのが好きで、東大阪市立石切中学校で本格的に陸上を始めた。100メートルで大阪桐蔭高3年時に全国高校総体6位。関学大では関西学生対校選手権で3連覇し、今季は4月の織田記念(広島)で1歳上の桐生祥秀選手(東洋大)に次ぐ2位に入るなど頭角を現している。

 急成長の一因は、大阪陸上競技協会の若手強化事業「OSAKA夢プログラム」での米国武者修行。大阪から東京五輪のメダリストを輩出するため一昨年に始まった事業の支援で今冬、元世界記録保持者のアサファ・パウエル選手(ジャマイカ)と練習を共にした。パウエル選手のコーチからスタートダッシュの姿勢や左腕が真っすぐに振れていないなどアドバイスを受けて修正。「世界トップレベルの選手と走れるのはすごい経験。強くなって帰ってきたかった」

 関東の大学から誘いもあったが、「関西から関東に対抗したかった」。栄養面も考慮して実家から通える関学大を選択した。

 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が好きで年間パスも持つという大学生らしい顔を持つ一方、関学大のコーチが「素直でネガティブなことは絶対言わない」と感心するほど練習に真摯(しんし)に取り組む。

 「東京五輪で決勝にいけるよう、力をつけたい。9秒台で走らないと勝負できない」と多田選手。視線の先は3年後に向いている。【新井隆一】

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