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大学倶楽部・金沢工業大

地理空間情報とICT融合のまちづくり 学生と企業、自治体がアイデア実現へ

軌跡データが取得できる傘の試作品を見せ、意見をもらう笹原弘道さん(左端)

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 地理空間(G空間)情報と情報通信技術(ICT)を融合させたまちづくりのアイデアの実現を目指し、学生と企業、自治体をマッチングさせるイベントが6月9日、金沢工業大で開かれた。学生らしい豊かな発想に、ICT関連企業約15社や4自治体の担当者らが聴き入った。

 昨年の「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」に応募があった18件の提案から、入賞した5件の代表者が発表した。県内からの入賞は、金沢工業大・徳永研究室「軌跡データを利用した無料傘貸し出しサービス~コンビニアンブレラ~」▽金沢大・都市防災グループ「携帯端末を利用した避難共助支援システム(EMSS)の開発」▽金沢工業大・Smart City Project「位置情報を用いた危険を知らせるリストバンド」--の3件。

 グランプリを受賞した金沢工業大・徳永研究室の提案は、「弁当忘れても傘忘れるな」という石川の風土に着目したもの。街中で急な雨に遭った際に無料で傘を貸し出し、その代わり、利用者が歩いた道のりのデータを取得させてもらう。利用率の高い歩道を分析して、店舗のマーケティングやインフラ整備に役立てる。傘は、金沢の文化的景観を守るため、和風のデザインにする。

 質疑応答では、会場から「住民は傘を常備している場合が多い。観光客も想定してはどうか」といった指摘も寄せられた。発表した金沢工業大大学院1年、笹原弘道さん(24)は「傘と位置情報の組み合わせは新規性があり、街中の軌跡データを蓄積しているデータバンクが少ないので面白い」とアピール。「提案を気に入ってもらえれば、自治体や企業の開発を手伝っていきたい」と話した。

 発表後は、各ブースで試作品を使ったデモンストレーションや意見交換も行われた。主催した北陸総合通信局の吉武久局長は「着想が認められ、世の中の一部になることはそうそうない。イベントをきっかけに(学生、企業、自治体3者の)さまざまな出会いがあれば」とエールを送った。【道岡美波】

金沢工業大

公式HP:https://www.kanazawa-it.ac.jp/
所在地:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1
電 話:076-246-4784

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