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大学倶楽部・学習院大

文理両面から超高齢社会を考える シンポジウムに170人来場

講演する阿形教授

 超高齢社会が抱える現状と課題を文理両面から考えるシンポジウムが11月25日、学習院大学で開かれた。「生命社会学」という新たな切り口から多角的な議論が交わされ、約170人が熱心に耳を傾けた。

     同大は、私立大学研究ブランディング事業として文部科学省に採択されたプログラム「超高齢化社会への新たなチャレンジ」に、2016年度から取り組んでいる。生命科学の急速な進展に伴って生じる社会的諸問題について、文理連携による統合的議論を深めるための新たな学問領域「生命社会学」を提唱し、18年度には全学生を対象とした基礎教養科目「生命社会学」を創設する予定だ。

     今回のシンポジウムは、文理それぞれの分野から超高齢社会の現状と課題を明らかにすることを主眼として企画された。

     まず、国立社会保障・人口問題研究所の遠藤久夫所長が「医療・介護の現状と課題」と題して講演し、高額医薬品が国民医療費を増大させていることについて「コストも効果も高い薬が今後増えることを前提に、制度改革が行われている」とし、一例として「費用対効果」を評価基準に取り入れる検討が進んでいることを紹介した。

     続いて、学習院大学スポーツ・健康科学センターの高丸功教授が、健康寿命を延ばすためのスポーツ界の取り組みについて講演。加齢により筋肉量が著しく減少する現象「サルコペニア」の予防として、高齢者運動に筋力トレーニングを取り入れている例などを紹介した。阿形清和・同大理学部教授は再生医療の最前線について講演し、自分の細胞を使った再生医療について「カエルの関節の再生まで可能となった。今後はマウスへの応用に向け研究を進めている」と説明した。

     質疑応答では、ミニブタを利用した臓器移植、高額な先進技術と医療保険の問題、宗教における戒律、倫理的受容といったさまざまな問題について会場から活発に質問が上がり、文理両面の広い視野から議論が展開された。

    学習院大

    公式HP:http://www.univ.gakushuin.ac.jp/
    所在地:〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
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