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大学倶楽部・明治大

公式HP:http://www.meiji.ac.jp/ 所在地:〒101-8301  東京都千代田区神田駿河台1-1 電話:03-3296-4545

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阿久悠記念館で特別展 漫画家・上村一夫の原画など紹介

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館内の一部を使い、特別展が開かれている 拡大
館内の一部を使い、特別展が開かれている
阿久悠がシナリオを書き、上村一夫が作画した漫画の原画 拡大
阿久悠がシナリオを書き、上村一夫が作画した漫画の原画

 作詞家・阿久悠の作詞活動50年、マンガ家・上村一夫のデビュー50年を記念し、特別展「阿久悠と上村一夫」が、阿久の母校、明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)の阿久悠記念館で開かれている。阿久がシナリオを書き、上村が作画した漫画の原画などを紹介するもの。年内は25日まで開催され、年明けは展示品を入れ替え、1月8日から2月25日まで行われる。

 演歌からポップスまで、数々のヒット作を生んだ阿久だが、映画化もされた「瀬戸内少年野球団」などで知られる小説家でもある。上村は劇画調の画風が特徴で「修羅雪姫」「同棲時代」などのヒット作を手がけた。二人は1961年、阿久が勤めていた広告会社に、当時、武蔵野美術大生だった上村が広告制作のアルバイトとして入ったのがきっかけで親交を深めた。阿久が作詞家、上村がマンガ家として活躍をはじめ、共作として、沢田研二さん主演でテレビドラマ化された「悪魔のようなあいつ」など、読み切りを含めた14作品を生み出した。

 阿久は今年、没後10年を迎えた。特別展では、マンガの原画のほか、レコード会社7社から11月に一斉発売された、上村のイラスト入りのジャケットが印象的なCDも展示されている。大学の博物館に関心があり、仙台市から来た島崎由紀子さん(43)は、「阿久さんが漫画の原作を書いていたとは知らなかった。多彩な才能があったと思う」と話した。

 阿久悠記念館は、家族から提供された阿久の自筆原稿をはじめとする関係資料約1万点を次世代に継承していくため、2011年に大学構内に設けられた。

 午前10時~午後5時。無料。1月20日には阿久の長男、深田太郎さんと上村の長女、上村汀(みぎわ)さんによるトークイベントも開催される。問い合わせは明治大史資料センター(03・3296・4085、メールhismate@meiji.ac.jp)。【丸山仁見】

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