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岩井ゼミ3年生が特産品開発ワークショップを運営 かすみがうら市で中学生に

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中学生に商品企画のポイントを説明する中川さん 拡大
中学生に商品企画のポイントを説明する中川さん
グループワークの進行を補助する池野さん 拡大
グループワークの進行を補助する池野さん
学生の指導で、商品企画に対する中学生のアイデアが提案された 拡大
学生の指導で、商品企画に対する中学生のアイデアが提案された

 産業能率大学経営学部の岩井善弘教授ゼミ3年生2人が12月7日、茨城県かすみがうら市の市立千代田中学校を訪問し、地元の農産物特産品を使った新商品開発のワークショップを運営した。

 同大は2016年1月に同市、筑波銀行と連携協力協定を締結し、同ゼミの学生が東京で、同市の特産品販売などを中心にした地方創生プロジェクトに取り組んできた。今回は同市が策定した中長期戦略の重点プロジェクトの一つ「子どもミライプロジェクト」に参画。学校教育の中で地域の実情や課題について考え、未来の街づくりを担う人材を育成する「かすみがうら子どもミライ学習」においてワークショップのファシリテーター(議事進行役)を務めた。愛郷教育とキャリア教育を複合させた「かすみがうら子どもミライ学習」は市立中学全3校に通う2年生が対象でワークショップを実施する。ゼミ生は2カ月にわたり各中学校を訪問し、授業を運営した。

 この日、同中学を訪れたゼミ生は、3年の中川実咲さんと同、池野真優さん。ワークショップは「市の資源を活(い)かした新商品プランを考える」がテーマだった。同中学2年生の2クラス68人が12のグループに分かれ、地元の特産品であるイチゴやサツマイモを使った新商品企画書づくりに挑戦した。ゼミ生はグループワークの中で企画書づくりがスムーズに進行するよう中学生をサポート。商品について、顧客分析やターゲット・価格設定、プレゼンテーション(プレゼン、提案・宣伝)の方法などをアドバイスした。各クラスでグループごとにプレゼンした結果、10代の女性をターゲットにしたイチゴのスイーツと、中高年の女性をターゲットにしたサツマイモのスイーツがクラスの代表に選ばれた。

 ファシリテーターを務めた中川さんは、「アイデアの面白さだけでなく実現性を考えるように助言しました。中学生に分かりやすく、かみ砕いて説明するのが大変でした」と話す。また、池野さんも「授業時間内に企画を立ててプレゼンさせるまでの時間配分が難しかったです。学校の先生の大変さがわかりました」と授業運営の難しさを実感した。一方で、二人とも「生徒とたくさんコミュニケーションをとれたことで一人ひとりからいろいろな意見を引き出せました」と手応えも感じていた。

 かすみがうら市の地方創生・事業推進担当の鈴木薫さんは「子どもミライ学習は将来的な定住人口の維持に大きな可能性を秘めている。大学生の支援で質の高い学習の実施と実現性の高い新商品企画が考案されることは、市にとり大きな財産となる」と、官学連携の成果に期待を寄せる。今後、中学生が考えた企画は各学校での発表会を経て代表を決め、来年には商品化・販売される予定だ。

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