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最上徳内とシーボルトの調査報告会 居駒教授が山形・村山で

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最上徳内とシーボルトの交流の深さなどが紹介された調査報告会 拡大
最上徳内とシーボルトの交流の深さなどが紹介された調査報告会

 江戸時代の北方探検家として知られる最上徳内(1755年~1836年)と、ドイツ人医師シーボルト(1796年~1866年)に関する調査報告会が12月17日、山形県村山市内であった。明治大学の居駒永幸教授(民俗学)が登壇。調査結果の報告とともに、2人の親交の深さを紹介した。

 最上徳内は村山郡楯岡村(村山市)の出身。幕府調査団の一員として蝦夷地(北海道)を訪れたのを皮切りに、択捉、国後島などを含めて計9回、現地で調査を行った。シーボルトと知り合ったのは1826年のこと。徳内は当時72歳、シーボルトは30歳。年齢差は大きかったが、アイヌ語辞典の制作などに共に取り組んだという。

 村山市は今年10月、ドイツとオランダに調査団を派遣。シーボルトゆかりのライデン大学(オランダ)などを訪ね、2人の関係資料について調べた。

 この日の報告会によると、樹木標本や絵図など、最上徳内と関係があるとみられる資料が現地で確認できたという。居駒教授は2人について、「最先端の知識を共有し、心が通じる部分があった」と解説した。

 最上徳内記念館(村山市中央)では2月6日まで、調査団報告展を開催している。シーボルトがヨーロッパに持ち帰ったとみられるアイヌの首飾りなど、貴重な資料を写真パネルで紹介する。一般300円、小中学生150円、水曜休館。問い合わせは同館(0237・55・3003)まで。【松尾知典】

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