メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大学倶楽部・明治大

植村直己冒険賞に荻田泰永さん 南極点無補給単独徒歩到達をたたえ

植村直己冒険賞を受賞し、よろこびを語る荻田泰永さん(左から2人目)

[PR]

 兵庫県豊岡市出身の世界的冒険家、植村直己の精神を継承する「第22回植村直己冒険賞」に、北極冒険家の荻田泰永さん(40)が決まった。同市が2月16日、植村の母校・明治大紫紺館(東京都千代田区)で発表した。会場の様子は植村の母校の同市立府中小学校にテレビ電話会議システムで中継され、6年生らが荻田さんとエールを交換した。

     荻田さんは神奈川県出身。昨年11月に出発し、今年1月5日に標高2800メートルの南極点まで1126キロの無補給単独徒歩到達に成功した。2000年、第4回同賞受賞者の冒険家、大場満郎さんの主宰したカナダ北極圏の町、レゾリュートから北磁極を目指す700キロ徒歩行を経験したことをきっかけに冒険家の道へ。北極点無補給単独徒歩到達に挑戦を続ける傍ら、40歳になり新たに未知の世界を見たいという気持ちが強くなった。氷の厚さや環境などが全く異なる両極を徒歩行した経験を多くの人に伝えたいという思いも高まり挑戦を決意。北極に挑んでいる経験などから「困難だと思うことはなかった」と語り、南極は一面白く景色が変わらないことや遠征中にカロリーを摂取するためにバターを丸かじりしていたが10キロほどやせたエピソードなどを紹介した。

     受賞に際し、「植村さんから極地の冒険に対するアドバイスを受けていた大場さんがいただいた賞を受賞できたことは縁を感じる」と語った。植村が訪れて40年ほどたつが、今でも現地の人との話題に上るといい、「植村さんの謙虚で素晴らしい人柄で、日本人や冒険家への信頼を築いてくれたおかげでよい旅ができている」と話した。「3度目の北極点無補給単独徒歩到達に挑戦したい。今度は私が若い人たちを連れて北極に行きたい」と今後の目標も語った。

     児童代表の同小6年、小川政輝さんは「植村さんや荻田さんのように大きな夢を持てば力を発揮できる」などとメッセージを読み上げた。中貝宗治市長は「植村さんは国際人であるとともに徹底したローカルへの敬意も忘れない人だった。国際化とローカルは一見相反するが、双方への思いを巡らせてもらえたら」と話した。

     授賞式と記念講演会は6月2日午後1時半、兵庫県豊岡市の日高文化体育館で。問い合わせは植村直己冒険館(0796・44・1515)。【丸山仁見】

    明治大

    公式HP:http://www.meiji.ac.jp/
    所在地:〒101-8301  東京都千代田区神田駿河台1-1
    電 話:03-3296-4545

    おすすめ記事
    広告
    毎日新聞のアカウント
    ピックアップ
    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 台風19号 死者40人、不明19人に 毎日新聞まとめ

    2. 路上生活者の避難拒否 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

    3. 台風19号で長野のライフラインにも打撃 1万1000人態勢で復旧作業

    4. 路上生活者、台風19号の避難所入れず 台東区「住所ないから」

    5. 埼玉の養豚場で殺処分開始 台風の影響でずれ込む 豚コレラ

    のマークについて

    今週のおすすめ
    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです