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大学倶楽部・金沢工業大

発表会で熱意を評価 学生ら現場学びチェアスキーを開発

野島弘さん(左)らの質問に対し、試作品の工夫点などを示す学生(右手前)

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 金沢工業大学の学生が社会性のあるテーマに取り組む「クラスター研究室」の発表会が、同大(野々市市扇が丘)であった。椅子付きのスキー「チェアスキー」の開発発表では、改良点などを助言した元パラリンピック選手や企業技術者らが講評し、「現場を見て学び、取り組んでくれた」と学生の熱意をたたえた。

     チェアスキーは、機械工学など3学科の4年生と大学院生11人が主に開発。競技人口拡大を目指し、速度調整やブレーキ操作のしやすさと安全性、簡単に脱着できることなどを追求した。大学と元選手、異業種企業関係者が関わる一般向けチェアスキーの開発は例がないとみられる。

     学生はこの日、試作品や小型模型を持ち込み、ストックの代わりに手に持つ「アウトリガー」や椅子など、担当した部分ごとに開発の狙いや工夫を説明した。

     講評で、長野、トリノパラリンピックのアルペンスキー日本代表、野島弘さん(55)は「学生がそれぞれ違う着眼点を持っている」と評価。建設機械会社・コマツOBの技術者3人は「課題を統計的に解析し、使用者に理解してもらえるようにすると良い」などと提案した。学生も参加したチェアスキー体験教室に協力する中外製薬の担当者は「作った物が、競技の普及につながるか、ニーズ調査を含めて詰めてみては」と提案した。

     また、ブレーキ部分などを開発した学生に対しては「障害の有無や年齢に関係なく、誰もが雪の上で楽しめる別の道具の開発につながりそう」との評価もあった。

     学生は3月、作ったチェアスキーを新潟での体験教室で使う予定だ。機械工学科4年の金井直樹さん(22)は「助言はありがたかった。リフト乗降時などの課題を探したい」。野島さんは「時間と愛情をかけて開発してくれたのがうれしい。活動が広がり、チェアスキーを始める人が増えたら」と期待した。。【久木田照子】

    金沢工業大

    公式HP:https://www.kanazawa-it.ac.jp/
    所在地:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1
    電 話:076-246-4784

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