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「重戦車」復活期す ラグビー部新監督に田中コーチが昇格「優勝しかない」

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明治大ラグビー部のヘッドコーチから昇格した田中澄憲新監督(右)。左は丹羽政彦前監督 拡大
明治大ラグビー部のヘッドコーチから昇格した田中澄憲新監督(右)。左は丹羽政彦前監督

 強豪復活のバトンは42歳の指導者に託された。明治大ラグビー部の新監督に田中澄憲(きよのり)ヘッドコーチが昇格した。「優勝しかない。強度の高い練習、基本、コミュニケーションに重きを置いて取り組みたい」と、1996年度以来の大学日本一を目標に掲げる。

 兵庫・報徳学園高出身の田中監督は、明治大でSH(スクラムハーフ)として活躍し、主将を務めた97年度は全国大学選手権で準優勝した。卒業後はサントリーでプレーし、現役引退後もディレクターとして強化を担当した。

 昨年から母校に指導の場を移し、「良い人材がそろい一生懸命やっている。ただ、日本一にこだわりがあるかというと疑問符がつく」。相手にトライされそうな時の寄せ、タックル後の立ち上がりの速さといった細部の精度を上げる必要性を感じている。

 故北島忠治監督の下で70~90年代に隆盛を誇った明大は、その後の長い低迷を脱しつつある。2013年に就任した丹羽政彦前監督が昨季の大学選手権で19季ぶりに決勝へ導いたものの、帝京大に20-21で惜敗し9連覇を許した。田中新監督は「明治といえばFW(フォワード)。足りないところが、まだまだある」。昨季はCTB梶村祐介らバックスに好選手が並んだが、まずはかつて「重戦車」と称されたFWの強化に取り組む。

 サントリー時代には清宮克幸(現ヤマハ発動機監督)、エディー・ジョーンズ(現イングランド代表ヘッドコーチ)らの薫陶を受けた。田中新監督は「良い監督と思う人物はコミュニケーション能力が高く、厳しいけれど温かい。一人一人の成長を考えて物を言う。嫌われることを恐れず、愛情を持って選手と向き合いたい」という姿勢で臨む。 【大谷津統一】

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