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第13回「平塚らいてう賞」贈賞式 英国女性解放研究の中村氏ら受賞

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(前列右から)川口氏、佐久間氏、選考委員長の蟻川氏、選考委員の出渕敬子氏、(後列右から)大沢真知子選考委員、倉田宏子選考委員 拡大
(前列右から)川口氏、佐久間氏、選考委員長の蟻川氏、選考委員の出渕敬子氏、(後列右から)大沢真知子選考委員、倉田宏子選考委員

 第13回「平塚らいてう賞」贈賞式が3月10日、日本女子大学目白キャンパス(東京都文京区)で開かれた。受賞者の中村久司氏と佐久間亜紀氏、川口かしみ氏に、会場から温かい拍手が送られた。

 この賞は同大の前身、日本女子大学校で学んだ思想家・作家、平塚らいてうの遺志を継いで2005年に創設された。らいてう研究や男女共同参画社会の実現、女性解放を通じた世界平和に関する研究・活動をしている個人や団体を募集し、蟻川芳子・学校法人日本女子大学理事長代行らが選考委員を務めている。

 英国在住の中村氏の顕彰受賞テーマは「シルビア・パンクハーストの女性解放と国際平和活動の研究」。同国の女性参政権獲得100年にあたり、女性参政権論者のパンクハースト(1882~1960年)の活動をたどった。中村氏は当日欠席だったが、「女性解放が未だ顕著な進展を見せず、世界平和の実現がほど遠い状況下で、過去に偉大な活動をした女性たちの真剣な行動を再認識し、次世代へ引き継いでいきたい」というメッセージを寄せた。

 教育学を研究する佐久間氏は「男女共同参画社会を実現するための教師をどう育てるか、その研究と実践」で顕彰受賞した。選考委員からは「女性史・教育史・教師教育史にわたる重要な意義を持つ」と評価された。

 また、「憲法上のジェンダー平等規定とその解釈-憲法24条の再定位」で川口かしみ氏が奨励受賞者に選ばれた。

 贈賞式では、受賞者3人に賞状と副賞(顕彰20万円、奨励10万円)が贈られた。

 続いて、昨年度の顕彰受賞である日本女性外科医会と特別受賞のNPO法人「平塚らいてうの会」による記念講演が開催された。日本女性外科医会代表世話人の冨澤康子氏は「今後も医学界の男女共同参画に貢献したい」、平塚らいてうの会の米田佐代子代表は「自然・母性・平和の視点から『新しいらいてう像』の研究を進めていく」と語った。

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