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大学倶楽部・神田外語大

孝女の伊麻、今に伝える 松田客員教授発見の肖像画もとに掛け軸複製

伊麻の肖像部分の複製

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肖像画を複製した掛け軸

 江戸時代に親孝行がたたえられた女性、伊麻(1624~1704年)を知ってもらおうと、生誕地、奈良県葛城市の観光協会が肖像画の複製掛け軸を作った。基にした肖像画は、神田外語大客員教授(京都大名誉教授)の松田清さん(70)が京都市で発見し、生前の伊麻が描かれていた。伊麻は江戸時代の道徳教育で取り上げられ、俳人の松尾芭蕉が会いに訪れたほどの人物。市観光協会は、複製を団体などに貸し出すなど活用したい考えだ。

     松田さんは2012年、本草漢学塾だった山本読書室旧跡(京都市下京区)の資料を整理中に肖像画を発見。年老いてやせた伊麻が座って糸車を繰る姿が描かれている。

     松田さんによると、描かれたのは芭蕉が1688年に伊麻を訪ねて感激したことがきっかけで、今年は訪問からちょうど330年にあたる。芭蕉から京都で話を聞いた書家・北向雲竹が絵師・海北友竹(かいほうゆうちく)に依頼し、友竹が伊麻と会って描いた経緯が、雲竹筆で記されている。

     伊麻は病に伏した父親に尽くし、水がめの中に湧き出たウナギを食べさせ、命を取りとめた話で知られる。1840年に石碑が建立された生誕地の「孝女伊麻旧跡」(葛城市南今市)では、伊麻の命日の2月27日に「孝女伊麻旧跡保存会」のメンバーらによって毎年、法要が営まれる。

     同会が昨年11月、松田さんに複製の製作を相談し、肖像画全体と肖像部分の2種類が完成した。同会の会長を務める上田勝彦さん(75)は「人目に触れる場所に展示し、広く市民に知ってもらえたら」と期待する。

     松田さんは「複製は、原本の風合いも伝えるように作られている。江戸時代の庶民の肖像画自体珍しく、末永く伝えていただきたい」と話している。

     松田さんは、掛け軸の内容などの解説や伊麻の関係の年譜をまとめた冊子(48ページ)も作った。冊子の希望者は住所、名前を書いたものをファクス(075・320・2613)し、冊子到着後に松田さん宛てに140円分の切手を送付する。

     問い合わせは葛城市観光協会(0745・48・2811)。【藤原弘】

    神田外語大

    公式HP:http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
    所在地:〒261-0014 千葉市美浜区若葉1-4-1
    電 話:03-3258-5837

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