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大学倶楽部・明治大

公式HP:http://www.meiji.ac.jp/ 所在地:〒101-8301  東京都千代田区神田駿河台1-1 電話:03-3296-4545

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非戦論者、安藤正楽の特別展 ゆかりの品から思想たどる 5月15日まで

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特別展「反戦・平等論者 校友 安藤正楽と明治法律学校」のチラシ 拡大
特別展「反戦・平等論者 校友 安藤正楽と明治法律学校」のチラシ

 明治法律学校(現・明治大)の卒業生で、明治から昭和にかけて非戦論や人道主義を唱えた安藤正楽(せいがく)(1866~1953年)の思想をたどる特別展「反戦・平等論者 校友 安藤正楽と明治法律学校」が東京都千代田区神田駿河台1の明治大中央図書館1階ギャラリーで開かれる。4月29日~5月15日。

 安藤は愛媛県宇摩郡(現・四国中央市)生まれ。明治法律学校で、憲法制定のため招かれたイタリア人法学者アレッサンドロ・パテルノストロによる国際法の講義に影響を受け、非戦論を唱えるようになった。

 国内で軍事色が強まる中、反差別主義と平和主義を提唱し、愛媛県議時代には、軍用道路建設予算の撤回を求める演説を行った。一方、画家、歌人、歴史研究家としても知られ、多くの文化人と幅広く親交を結んだ。

 展示会では、蔵書や自筆論文などのほか、安藤が反戦の意思から撰文(せんぶん)と筆著を担当して「忠君愛国の四字を滅すにあり」と刻んだ文字が削り取られた「日露戦役紀念碑」(同市土居町)の碑文の拓本など約50点を展示。安藤が交流を深めた武者小路実篤や与謝野晶子、尾崎行雄などとの書簡類も紹介する。また、安藤が学んだ明治20年代の明治法律学校の教科書や学生による講義ノートなども展示し、当時の様子を振り返る。

 オープニングイベントとして、4月29日には前明治大学史資料センター所長の山泉進氏、同センター所長の村上一博氏、元明治大文学部教授の玉井崇夫氏によるシンポジウム・講演会が開かれる。午後1時~3時30分。定員50人。無料。申し込みは同センター(03・3296・4085)。

 会期中無休。月~金は午前8時30分~午後10時、土は午前8時30分~午後7時、日、祝日と4月30日~5月5日は午前10時~午後5時。無料。【丸山仁見】

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