メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大学倶楽部・宇都宮大

外国人観光客を学生目線でおもてなし 学生が6月にイベント

日光線に乗り換える外国人観光客にアンケート調査をする宇都宮大の学生たち(右)
とちぎ高校生蔵部が作成した「栃木の街散策マップ(英語版)」

 訪日外国人観光客(インバウンド)をもてなそうと、宇都宮大の学生がさまざまな取り組みをしている。県内では2017年に外国人宿泊者数が過去最高となるなど、多くの観光客が海外から訪れており、学生ならではの視点で「おもてなし」を展開している。

     宇都宮大国際学部の学生約20人が主体となった「宇都宮駅おもてなしプロジェクト」が、JR宇都宮駅で実施されている。ホームで電車を待っている外国人観光客にアンケート調査をし、その結果を踏まえて6月に歓迎イベントを開催する計画だ。

     同駅によると、同駅では日光を目指して日光線に乗り換える外国人客が多く、新幹線1本が到着すると約200人が降車することもある。しかし、日光線は1時間に1本程度しか走っていない時間帯もあり、学生たちは電車を待っている観光客をもてなそうとプロジェクトを考案した。

     学生らは5月21日、同駅のホームで外国人観光客に、列車を待つ間の過ごし方▽待ち時間に何ができたら楽しいか▽ホームでイベントがあるとしたら何に参加したいか--などの質問を記したアンケート用紙を配布。用紙は英語▽中国語▽スペイン語▽フランス語▽タイ語の5カ国語に対応できるようにした。

     英語とハンガリー語が得意という3年の大城研人さん(21)は「アジアの人が多いと思っていたが、ヨーロッパの人も多かった。短い時間に日本の文化を伝えるためにどんなことができるか、考えていきたい」と話した。

     同駅を利用する外国人客は年々増加しており、春から夏は欧米の客、冬は雪を見に来る東南アジアの客が増えるという。学生を支援している同駅助役の島村亜希さん(43)は「地元の学生と活動できるのは有意義。私たちが思いつかない柔軟な発想を尊重して協力していきたい」と語った。

     学生たちはアンケートを22日と25日にも実施し、6月のイベントにつなげる。活動を支える同大国際学部の栗原俊輔准教授(50)は「活動では大学で学んだことをどのように社会で生かせるのか、学びのアウトプットの機会にもなる。今後も継続的に行っていきたい」と述べた。

    英語マップでおすすめ紹介 栃木の高校生ら

     栃木市の高校生らで作る「とちぎ高校生蔵部(くらぶ)」は、外国人観光客にまち歩きを楽しんでもらおうと、英語版の「栃木の街散策マップ」を作成した。同部が作成した日本語版の地図を英訳したもので、高校生の視点で選んだおすすめスポットを紹介している。

     同部は2015年度から、若者向けの観光マップを毎年発行している。今回は英語に翻訳し、国学院栃木高校英語部の添削を受けて完成させた。カフェや飲食店、美術館など38カ所を紹介しており、同部メンバーが実際に現地を取材した内容を掲載している。

     マップはA4サイズのカラー版。3000部を作成し、市役所などで配布している。同部事務局の市教委生涯学習課は「今後は英語版マップを元に、高校生が外国人客のためのガイドツアーもやっていければ」としている。【萩原桂菜】

    宇都宮大

    公式HP:http://www.utsunomiya-u.ac.jp/
    所在地:〒321-8505 宇都宮市峰町350
    電 話:028-649-8172

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 大阪・吹田の拳銃強奪 飯森容疑者の父が関西テレビ常務を退任
    2. この世界の片隅に NHKで8月3日に地上波初放送 特番「#あちこちのすずさん」も
    3. 意識不明の巡査 手術で快方に向かう 拳銃強奪
    4. 井岡、日本選手初の4階級制覇 WBOスーパーフライ級王者に
    5. 韓国が和解案「条件付きで2国間協議」 日本は拒否 徴用工問題

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです