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茨城大は茨城県とともに、低い品質のコメである白未熟粒の発生を防ぐ栽培技術の研究を進めている。
増冨祐司准教授(農業気象学)によると、気温、日射量がほぼ同じ地域内でも、実際は田んぼや生産者によって白未熟粒の発生率に差があることが分かってきた。現在、県内の生産者の協力を得て、発生率と栽培方法、土壌などの関係を調べている。
コメの暑さへの適応策は、高温耐性品種の導入や栽培品種の分散などもあるが、作ったコメが売れなければ意味がない。増冨さんは「農業の適応策は、技術開発だけでなく、販路の確保などを包括的に進める必要がある」と話している。