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大学倶楽部・宇都宮大

ロボット技術を農業に 事業化へ研究拠点、7月から稼働

新しい研究施設でイチゴの生育状況や病気の予兆を観測するロボットの動作を確認する学生
実験室で四輪の農業用移動ロボットの試験を行う学生

 宇都宮大は7月から、先進的なロボット技術を農業などの分野に活用するための研究拠点「ロボティクス・工農技術研究所(REAL)」を稼働させる。同大が持つ独自の技術を事業化して、新たなビジネスモデルの構築や地域の活性化などにつなげる狙いがあり、企業や自治体からも注目を集めている。

     REALは、鉄骨2階建ての床面積約1386平方メートルで、総工費は約7億円。2016年度の文部科学省の「地域科学技術実証拠点整備事業」に採択され、今年3月に工学部などが入る同大陽東キャンパス(宇都宮市陽東7)で完成した。

     1階は、3Dプリンターや溶接ロボットなどが入った研究室「FabLab」や、人工知能サーバーなど最先端の設備をそろえた。2階は、教職員や学生が企業や自治体と意見交換できるオープンスペース「テラコヤ」を設置。学生と出入りする企業の研究者などが自由に議論できる場をつくることで、新たな事業化などにつなげる狙いがある。

     また、1階から屋上までロボット実験用のスロープが設置されており、ロボットがフロア間を自由に移動できる。ロボットと連動するエレベーターもあり、ロボットの移動手段の研究を進めることができる。

     REALでは今後、ロボットによるイチゴ生産など、産学官で連携した五つのプロジェクトが進行される。所長の尾崎功一・同大教授は「企業や自治体が入ってわいわいと議論して、新しい発想でモノをつくる場にしたい。論文止まりになっている研究を世に出していきたい」と語った。

     同大大学院工学研究科1年の岡村涼平さん(22)は「企業の方などと話ができることで新しい知識が得られ、視野が広がる」と期待を寄せた。【野田樹】

    宇都宮大

    公式HP:http://www.utsunomiya-u.ac.jp/
    所在地:〒321-8505 宇都宮市峰町350
    電 話:028-649-8172

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