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ステキな街になれるヒントをください--。目白大学で映像制作を学ぶ学生が大学のキャンパスがある東京都新宿区の依頼を受け、CM動画を作成した。行政との接点が少ない若い世代の意見を吸い上げようと同区が企画した「しんじゅく若者会議」をアピールする作品で、同区の街頭などで公開されている。
昨年度からスタートしたこの会議は、18~39歳の区民が地元行政について討議する場だ。今年度の開催(7月28日)に向け、「若者の自由な発想と感性でPRしてほしい」と、社会学部メディア表現学科(2018年度からメディア学部メディア学科に改組)の西尾典洋准教授に区が協力を仰いだ。
西尾ゼミの3年生6人が5月からチームを結成。走る若者の姿から始まり、昨年度の会議の様子、吉住健一区長による参加呼びかけなどを盛り込んだ30秒の動画に仕上げた。ディレクター、出演、撮影などすべてを自分たちで行い、編集では分かりやすくテロップを挿入した。
完成した動画は区のホームページで視聴できるほか、新宿駅前の「スタジオアルタ」など3カ所の街頭大型ビジョンで放映されている。
プロジェクトリーダーを務めた浅野陽奈さん(3年)は「街頭ビジョンでの放映を前提としていたので、いかに通行者の興味を引く構成にするかが難しかった。動画を通して参加者が増え、活気のある会議になればうれしい」と話している。
今回の取り組みは、同大と同区の包括連携協定の一環で、三つのゼミが「映像による情報発信プロジェクト」を展開している。連携によるこのほかの動画も、秋以降に順次公開予定だ。