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子ども向け音楽イベント開催 共立女子大と企画 合唱やピアノ解体も

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解体されるピアノを見て驚く子どもたち 拡大
解体されるピアノを見て驚く子どもたち
学生による楽器演奏に聴き入る子どもたち 拡大
学生による楽器演奏に聴き入る子どもたち

 法政大と共立女子大(東京都千代田区)の学生ボランティアらが音楽の魅力を子どもたちに知ってもらおうと、8月29日に「ふじみわんぱくひろばでおこなうこども・おんがくボランティア」を東京都千代田区の富士見みらい館で開いた。小学生ら約30人が音楽を楽しんだ。

 このイベントには法政大、共立女子大から計26人の学生が参加。法政大が、所属する千代田区内の近隣5大学で設立したコンソーシアムの加盟大学に呼びかけて実現した。会場に置かれていた大きなピアノを、調律師が解体する様子が披露された。普段見ることがない光景に子どもたちは驚きの表情を隠せない様子で、一つずつピアノのパーツが外される度に歓声が上がった。また、ピアノにまつわるクイズも出題され、盛り上がった。その後、学生たちがピアノやフルート、ホルンなどを使って、「君をのせて」や「渡月橋」など子どもの好きなアニメや映画のテーマ曲を演奏し、最後には学生と子ども全員で「カントリーロード」を歌った。

 音楽イベントは今年で2回目。富士見みらい館では普段子どもたちが音楽に触れる機会がない。そのため、同館の職員は、子どもたちに音楽に触れてその楽しさを知ってもらいたいという思いがあった。また大学側も、特技を披露する機会のない学生に発表の場を提供したいと考えていた。その両者のニーズが合致し、法政大のボランティアセンター学生スタッフ(VSP)の4人が楽器演奏経験のある学生を募集した。

 学生の中心となったVSPで法政大デザイン工学部1年の長谷川陸さん(20)は「『子ども目線』を大切に大人の感覚を押しつけないように慎重にイベントの計画を練った。職員と事前に打ち合わせを重ね、子どもたちに人気のあるジブリやドラえもんの楽曲を演奏した」、同大経営学部2年の菅結菜さん(20)は「子どもたちが喜んでくれることで自分たちも笑顔になれた」と話した。

 ピアノ解体を担当した調律師の森泉博夫さん(66)は、公開講座や授業を受講できる「科目等履修生」として法政大に通っている。昨年に続きVSPとして参加し、「子どもたちの素直なリアクションや、ピアノを解体したときの歓声が良かった」と手応えを感じていた。

 法政大と共立女子大は、7月に同館でパラスポーツの体験型イベントを開催した。今後もコンソーシアムに加盟する大学間の連携を強化していく予定だ。【インターン生・田中香甫里】

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