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東都大学野球秋季リーグ戦は9月1日、神宮球場で開幕し、1回戦2試合を行った。4季連続優勝を目指す東洋大学は、先発の上茶谷大河選手(4年・京都学園)が7回2失点と好投し、4-3で立正大に競り勝った。
新たな引き出し、要所で使い快投
東洋大のエース右腕・上茶谷選手が、新たに習得したカットボールを効果的に使い、先発の役割を果たした。試合後、にやりと笑いながら「引き出しが増えた。大きな収穫」と、手応えを口にした。
2点リードの六回、先頭に安打を許したが1番打者を外角へのカットボールで遊ゴロに仕留めた。2番打者もカットボールで攻め、最後は直球で一邪飛に。七回は3者凡退で、7回を投げて散発3安打、2得点に抑えた。
最速151キロの直球と120キロ台のスプリット、スライダーを軸に春はリーグ最多の6勝、最高殊勲選手(MVP)にも輝いた。今夏、さらに上を見据え「もっと速くて強い変化球が欲しい」と、カットボールに挑戦。社会人の投手に球の握りを教わり、実戦でも試していた。そして、この日、カットボールでカウントを整え、「状態が悪い中でも組み立てられた。投球の幅が広がった」と振り返った。上茶谷選手が幸先の良いスタートを切った。【真下信幸】