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大学倶楽部・桜美林大

高校野球・強豪球児も食べて育った 横浜高校前寮母の渡辺さんが本

著書を手にする横浜高校野球部合宿所の前寮母、渡辺元美さん

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 甲子園で春夏通算5度の全国制覇を誇る横浜高校(横浜市金沢区)野球部の合宿所「徳心寮」で寮母を務めた渡辺元美さん(47)が執筆した「甲子園、連れていきます! 横浜高校野球部食堂物語」が今夏、出版された。桜美林大のアスリート寮で管理栄養士として働く今も、プロや大学で野球を続けるOBから助言を求められている。食を通して選手たちと向き合った約20年を振り返り、グラウンドでは見られない名門野球部の素顔を描いている。

 元美さんは野球部を50年近く率いた渡辺元智・前監督(73)の次女。寮母だった母親を自然と手伝うようになり、松坂大輔(中日)を擁して甲子園春夏連覇を果たした数年後に引き継いだ。筒香嘉智(DeNA)、近藤健介(日本ハム)らプロの第一線で活躍する選手たちを送り出した。

 担当したのは、寮で暮らすレギュラー部員20人の3食と練習中に口にする「補食」の計4食。験担ぎで出したトンカツを食べ過ぎた選手が消化不良を起こして倒れるなど、苦い思い出もある。

 33歳で栄養士の免許を取得。栄養やカロリーだけにこだわって選手が食べさせられているような雰囲気は避け、食事を楽しんでもらえることを心がけた。人気メニューのひとつはハワイの郷土料理「ロコモコ」。飾り気のない合宿所に出される「カフェの人気料理」に選手たちは喜んだ。

 周囲から「野球エリート」と見られる強豪校だが、心細さから逃げ出す選手や人間関係の悩みを抱える選手ら高校生らしい素顔を見てきた。おやつを差し入れたり、たわいのない話をしたりして見守り続けると、「甲子園に連れていきますね」と声をかけられることが大会前の恒例になった。

 父が3年前に監督を勇退したことを新たな挑戦の機会と考え、この春に寮母を卒業。執筆した元美さんは「食を通した彼らの成長を知ってほしい」と話している。徳間書店刊。1404円。【飯田憲】

桜美林大

公式HP:http://www.obirin.ac.jp/
所在地:〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
電 話:042-797-1583

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