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桜美林大は10月15日、同大本町田キャンパス(仮称)の起工式を東京都町田市の建設計画地で行った。学校法人桜美林学園と桜美林大、設計を担当した古橋建築事務所、建設担当の鹿島建設の関係者ら約30人が出席し、工事の安全を祈願した。新キャンパスは2020年4月に開設予定。
建設地は、市立本町田中学校と本町田西小学校の跡地約3.2万平方メートル。町田市から50年間の契約で借り受ける。
新キャンパスには、演劇やダンス、音楽、ビジュアル・アーツ(映像やデザイン)などを学ぶ芸術文化学群が移転する。教室棟やスタジオ棟、音楽棟が20年4月、劇場・ホール棟が21年4月に開設される予定だ。校舎は各3階建てで、敷地西側の中央広場を囲むように配置される。東側には芝生敷きの東側広場を設置予定。中央広場と東側広場は地域住民に開放することで、地域活性化の起点になるようなキャンパスを目指す。
起工式は桜美林大の土橋敏良チャプレン(牧師)の司式により、キリスト教礼拝形式で進行した。くわ入れをしたのは、桜美林学園の佐藤東洋士理事長・学園長と桜美林大の畑山浩昭学長、古橋建築事務所の古橋祐社長、鹿島建設の野村高男横浜支店長の4人。佐藤理事長と野村支店長が聖書を地中に収める「聖書定礎」をして、参加者全員で工事の安全を祈った。
起工式後の茶話会で、佐藤理事長は、新キャンパスに隣接する山崎団地地区の高齢化と過疎化に言及し、「新キャンパスに学生が集まることで地域の活性化につながればうれしい。学生が飛躍でき、地域住民に愛されるキャンパスになってほしい」とあいさつした。
茶話会に出席した町田市の石阪丈一市長は「地域に若い人がたくさん訪れることが何よりもありがたい。これまで桜美林大の学生には団地活性化プロジェクトで関わってもらっているので心強い」と期待を寄せた。