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大学倶楽部・龍谷大

廃プラから活性炭作製に成功 新たな原料

 不純物が混じった廃棄プラスチックから高性能な活性炭を作ることに成功したと、龍谷大と大津市の企業が発表した。ペットボトルなどを含むプラスチックごみ(プラごみ)は大半が焼却処分され、環境負荷が大きい。また、海洋に流出するとマイクロプラスチックとなり、生態系に悪影響を及ぼしている。青井芳史・龍谷大教授は「廃棄物から付加価値の高い材料を作り出せたことは非常に意義がある」としている。

     廃棄プラスチックは、ペットボトルのポリエチレンテレフタレート(PET)以外の物質がほとんど含まれないAランク▽PET以外の物質が含まれるBランク▽PET以外のプラスチックや樹脂が3~5割含まれるCランク――に分けられる。

     龍谷大と、大津市で炭素素材を扱う大木工芸は、Bランクの廃棄プラスチックを特別な炉で炭化し、車やエアコンのフィルター、消臭剤に使える高性能な活性炭を作った。この活性炭で水中のヨウ素吸着性能を調べたところ、一般的な活性炭に比べ2倍程度あった。

     活性炭の材料には一般にヤシの殻が使われているが、現在は世界で需要が高まり供給が追いついていないといい、廃棄プラスチックが新たな原料になる可能性がある。

     Aランクの廃棄プラスチックからは、電気自動車で重要な蓄電池の部品に使用できる超高性能活性炭を作っており、実用化が検討されているという。【菅沼舞】

    龍谷大

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