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大学倶楽部・ビジネス・ブレークスルー大

経営統合を主導した有機農業の実務家・藤田氏の公開講義開催

ファシリテーターを務めた椿教授
参加者の質問に答える藤田氏
参加者からの質問をまとめたホワイトボード

 ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院は1月11日、「IDP-社内起業家養成プログラム」講義の一環である「起業家×教授セミナー」を同大六番町校舎で実施した。一般向けに開放するのは4回目。会社で新規事業を設立しようとする担当者や、経営統合を主導した実務家から直接話を聞きたいという管理職など22人が参加した。

     IDPは、大前研一学長をはじめとした実業家の講師陣が、新規事業を設立するための指導をしている。今回は、有機農業による農作物の宅配を行う大手3社が経営統合した「オイシックス・ラ・大地」会長の藤田和芳氏が登壇した。

     藤田氏は、無農薬の野菜を作る生産者とそれを欲しがる消費者がいることにビジネスチャンスを感じ、1977年に有機農産物を販売する会社を設立。しかし、当初は見た目が良くないためスーパーや八百屋で売ってもらえず、自分たちで団地の中庭で売らなければならない苦労もあったという。その後は、技術の高い農家や顧客との信頼関係を着実に積み重ねて大手企業に成長した。今後の有機農業の将来を考えた時、成長と同時にグローバル化の波を受けて競争が激化すると考え、2017年に経営統合を行う決断をした。統合には反対や不安の声もあったが、対話を重ねる丁寧なコミュニケーションを取って顧客や社員の理解を得たという。

     講演後は、同大の椿進教授がファシリテーター(進行役)となり、藤田氏が参加者の質問に答えた。質問では「統合した結果、相乗効果は得られたか?」「統合によって生産者が重複した場合の措置は?」などが寄せられた。椿教授は「経営統合は、会社が生き残れないような状態になってからではなく余力があるうちに行うべきだ。そして、その判断を経営者が適切なタイミングでできるかが問題だ」と締めくくった。

    ビジネス・ブレークスルー大

    公式HP:http://www.school.ohmae.ac.jp/
    所在地:〒102-0084 東京都千代田区六番町1-7
    電 話:03-6271-0757

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