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大学倶楽部・宇都宮大

群馬大と全国初の「共同教育学部」 20年度から 教員養成機能を維持・強化

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 宇都宮大学(宇都宮市)と群馬大学(前橋市)は、2020年度から全国初の「共同教育学部」を設置することをホームページで公表した。入学試験は別々に実施するが、学生は相手の大学で一定の単位取得が必要になる。少子化で教育学部の縮小が求められる中、特色ある教育資源を相互に活用して幅広い分野を学べるようにし、地域の教員養成機関としての役割を維持・強化することを狙う。

     文部科学省の有識者会議は17年8月、少子化で教員の採用数が減っていることなどを背景に、国立の教育大や教育学部に対し、21年度までに他大学との連携や統合について検討するよう求めた。これを受け、宇都宮大と群馬大は同年9月に検討を始めていた。

     宇都宮大では現在、幼稚園、小学校、中学・高校全教科の教員免許を取得できる。20年度以降も基本的に同様の体制を続ける方針。宇都宮大は「地域の義務教育に責任を持ち、教員養成の役割を果たすためには(中学の全教科である)10教科を維持する必要がある」と話している。

     共同学部の設置により、特別支援教育分野で、知的障害▽肢体不自由▽病弱▽視覚障害▽聴覚障害――の5領域すべての免許を取得できるようになる。これまで宇都宮大では聴覚障害、群馬大では視覚障害の免許が取得できなかった。両大学によると、5領域すべてに対応している大学は珍しいという。

     入試は従来通り各大学で行う。両大学とも同学部の設置に合わせ、一般入試(前期日程)で学力試験を廃止し、小論文と面接試験を実施する(一部の教科では実技試験も実施)。センター試験の科目と配点は、19年度入試と変わらない。

     卒業には、31単位以上を連携先の大学で取得しなければならない。両大学は「学生が大学間を移動するのは現実的に不可能」として、インターネット技術を使った遠隔授業や合同合宿などを予定している。

     ただし、学生が模擬授業や実技を披露する授業には不向きとみられ、教員免許取得のためには、卒業に必要な単位(124単位)を大幅に上回る可能性が高い。

     共同学部設置後は両大学とも徐々に学生定員を減らす予定。宇都宮大は定員170人を維持する見込みだが、同大の担当者は「今後削減を検討していく必要がある」と話す。【鈴木敦子、野田樹】

    宇都宮大

    公式HP:http://www.utsunomiya-u.ac.jp/
    所在地:〒321-8505 宇都宮市峰町350
    電 話:028-649-8172

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