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大学倶楽部・琉球大

リュウキュウアユ 2万962匹確認 大幅な減少の前年から回復 鹿児島大などと調査

川床で産卵するリュウキュウアユ=興克樹さん提供

 自然の状態では鹿児島県の奄美大島だけに生息するアユの一種「リュウキュウアユ」をめぐり、昨年11月17、18日に鹿児島大や琉球大などが調査を実施した。奄美リュウキュウアユ保全研究会(会長・四宮明彦元鹿児島大教授)は、奄美大島の17河川で実施した調査で2万962匹を確認したと発表。大幅に減少した前年の4430匹から回復した。

     最も多かったのは奄美市住用町の役勝川で9520匹(前年1688匹)。このほか住用町の川内(かわうち)川5884匹▽同町の住用川2742匹▽宇検村(うけんそん)の河内川676匹――など。鹿児島大水産学部の久米元(げん)准教授は「昨冬の海水温が低かったことや、適度な降水量など生息環境に良い条件があった」と回復の理由を分析した。

     昨年12月上旬から川内川で産卵の様子を観察・撮影した奄美市名瀬の自然写真家、興(おき)克樹さん(47)は「一昨年はアユが激減し産卵も観察できなかったが、今回は命をつなぐ行動が観察でき感動した」と話した。

     リュウキュウアユは本土のアユとは遺伝的に異なる特徴を持ち、環境省のレッドリストで絶滅危惧種として記載されている。奄美大島での確認数は1990年代に3万匹を超えたが、2000年代は1万匹前後で推移。15年には最大の8万962匹が確認されたが、17年は5000匹を下回った。沖縄本島にも生息していたが、環境が悪化して姿を消し、復元に向けて奄美大島から移したアユが放流されている。【神田和明】

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