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大学倶楽部・千葉大

いじめ防止の授業成果を調査 学級の風土が影響 日ごろの取り組みが重要

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 いじめの防止を目的とする授業の成果は「学級の風土」によって異なる、との調査結果を千葉大などの研究チームがまとめた。風土は、学級活動への関与の度合いや、学級内の規律の正しさなどの指標に基づいて決めている。研究チームは「いじめは駄目だと授業で教えるだけでなく、学級の風土を良くする日ごろの取り組みが重要だ」としている。

 調査は柏市、野田市、埼玉県草加市の公立中1年6462人を対象に実施。昨年5~6月、研究チームが開発した「いじめの傍観は良くない」と伝えるための授業を実施し、その前後で考え方の変化をアンケートで聞いた。

 また、学級ごとに、生徒同士が互いのことをよく知っているか▽学級で心から楽しめるか▽授業中よく集中しているか▽リーダーシップをとる人がいるか――などの質問の回答に基づいて「学級風土」を数値化した。

 その結果、風土の数値が高い学級では「被害者を慰める」「いじめをやめるように言う」「誰かにいじめの存在を打ち明ける」と考える生徒が増えた。数値が比較的高くない学級では、それそれの考え方に良い影響はなかった。

 アンケートでは「いじめがある中で周囲に調子を合わせるか」も尋ねていたが、「同調しない」と考える生徒の割合はほとんど増えなかった。この結果について研究チームの谷山大三郎・千葉大特別研究員は「授業で成果が出なかった部分について、新たなプログラムの開発を検討したい」と述べた。【斎藤文太郎】

千葉大

公式HP:http://www.chiba-u.ac.jp/
所在地:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
電 話:043-251-2232

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