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大学倶楽部・千葉大

20年度入学生から留学必修に 全学部に拡充

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 千葉大学は2020年度以降の入学生全員を対象に、在学期間中の留学を必修とする。グローバルに活躍できる人材育成を目的に、国立の総合大学では初の取り組みというが、在学生からは賛否の声が聞かれる。

 同大広報室によると、現在40の国・地域の286校と結んでいる学生交流協定を活用し、既存の留学プログラムを拡充する。締結校は米国、中国のほか、台湾やカンボジア、ラオス、エジプトなどにあり、期間は1週間~2カ月程度としている。大学院でも修士と博士の両課程で留学が必修で、研究内容などを踏まえて自主的に留学先や期間を検討する。

 留学プログラムを使う場合、渡航費や滞在費、保険料などは学生が自己負担する。軽減策として大学は給付型の奨学金を新設するが、全額カバーするのは難しいとみられる。一方、留学先の学費は大学が負担するが、費用を捻出するため授業料をアップする可能性もある。

 同大では16年度に設置した国際教養学部の学生全員に留学を義務づけた。帰国した学生に積極性やコミュニケーション力の高まりが見られたことなどから、取り組みを全学部に拡充することにしたという。

 同大大学院修士課程1年の男子学生(24)は全員留学の義務化に否定的だ。「経済的に余裕がない。もし自分が、自己負担してでも留学しろと言われたら困る。専門性が高くない学部生が留学しても、得るものは少ないのではないか」と話す。国際教養学部2年で春からフィリピンに留学する女子学生(20)は「海外に行くと世界は多様だと体感できる。そういう点で義務化に意味はある」としつつ、「既存の留学プログラムには観光の要素が多いものもある。その経験のためにお金を使うなら、大学は本当に勉強したい学生のために使うべきだ」と話した。

 海外に20以上の関連会社を持つ東京都内の化学メーカーの担当者は「まとまった期間の留学経験があったとしても、それだけでは採用時の加点対象にならない。何を学んだかが最も重要だ」と冷静な見方を示した。

千葉大

公式HP:http://www.chiba-u.ac.jp/
所在地:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
電 話:043-251-2232

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