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大学倶楽部・名古屋市立大

尿路結石 予防や治療に光!? 原因たんぱく質発見

 名古屋市立大大学院医学研究科の岡田淳志准教授(泌尿器科)らの研究グループが、激痛を伴う尿路結石患者には濃度の低いたんぱく質があることを発見した。尿路結石は日本人の10人に1人が発症するとされ、このたんぱく質を指標(マーカー)にした診断方法のほか従来の手術や排石によらない投薬による治療法が期待される。日本腎臓学会の学会誌に掲載された。

     尿路結石は腎臓でできた石がぼうこうや尿管などに詰まる病気。食生活の欧米化に伴い増加し、男性の発症率は1965年の4・3%から2015年には15・5%まで増加しているという。尿路結石の診断は現在、画像診断が主。結石の約8割に当たるカルシウムによる結石は体内で溶かすことはできず、破砕手術や排石で治療されている。

     研究グループは07年、結石が溶ける現象をマウスで初めて確認。その後の研究で、白血球の一つ「抗炎症性マクロファージ(M2)」が結石を溶かしていることを発見していた。今回、結石経験者62人と未経験者48人の尿を解析。その結果、M2を活性化させるたんぱく質「インターロイキン4(IL4)」の濃度が経験者では低いことが分かった。岡田准教授は「M2を活性化させることで、結石の発症予防や治療につながる薬を作りたい」と話している。【川瀬慎一朗】

    名古屋市立大

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